Column コラム

ホームページ制作で絶対に抑えておくべきSEO対策とその実践方法

2023.06.27

ホームページ制作で絶対に抑えておくべきSEO対策とその実践方法

ホームページを作る目的は会社によってそれぞれですが、問い合わせなどのリードを獲得する目的で制作するのであればSEO対策は欠かすことができません。
しかし、独立・起業してすぐの時はホームページは会社として必要だからと言った理由で作成されており、後々の集客についてまで最初から考えて作られているケースは非常に稀です。
そのため、数年後に集客ができるホームページにリニューアルをする企業が非常に多いのです。
本記事では、最初から集客も考えたホームページを制作したい方や今あるホームページを集客ができるものへとリニューアルしたいと考えている方向けに、SEO対策を考えたホームページとはどのようなものかを解説していきます。

ホームページ制作時に理解しておくべきSEOの基本的な概念

SEO対策は、ウェブサイトが検索エンジンのクローラー(検索エンジンがウェブサイトの内容をインデックスするためのボット)によって適切に解析され、検索結果ページ(SERP)でより高い位置に表示されるようにする手法のことを指します。
つまり、人にとってだけでなく、ロボットに対してもわかりやすいサイトがSEO対策をするのに適しているホームページということになります。
このためには、適切なキーワード選定、HTMLタグの最適化、ウェブサイトの内部構造の最適化などが必要になります。

SEOに重要なホームページの要素

キーワード選定はSEOの基本的な要素で、ユーザーがどのような言葉で検索するかを理解し、それに基づいてコンテンツを作成することが重要です。
また、HTMLタグは検索エンジンがウェブサイトの内容を理解するための重要な情報源であり、最適化されたHTMLタグは検索結果ページでの上位表示化に影響します。
さらに、内部リンクと外部リンクはウェブサイトの構造と権威を向上させ、SEOパフォーマンスを強化します。

キーワード選定

SEO対策においてキーワード選定は最も重要なポイントであり、ここを間違えてしまうとSEO対策の方向性が最初からズレてしまいます。
まずは自社の商品やサービスを求めているユーザーが検索するであろうキーワードをピックアップしましょう。
また自社だけで考えているとユーザー目線がどうしても抜け落ちてしまう部分が出てくるので、競合他社が順位を獲得できているキーワードを調べたり、実際の顧客からどういう検索をして問い合わせに至ったのかを聞いてみることもおすすめです。
キーワード選定については「キーワードリサーチの重要性と考え方を理解しよう(SEO・リスティング広告でのキーワードの選び方)」の記事で無料で使えるツールも一緒に紹介しているのでぜひ参考にしてください。

HTMLタグの設定

HTMLタグとはクローラー(Googleなどが各サイトの調査に使うロボット)がWebページの情報を読み取るときに使用する重要な要素になります。
SEO対策で使われる代表的なHTMLタグには下記のようなものがあります。

  • タイトルタグ
  • メタディスクリプションタグ
  • hタグ
  • altタグ
  • aタグ
  • canonicalタグ
  • リストタグ
  • pタグ

SEO対策や制作関連の仕事につくわけでなければ覚えてもあまり役に立つ知識ではないのですが、いろいろな要素を見てGoogleは自社のホームページを判断しているのだなとだけ思っておいていただければ十分だと思います。

内部リンク・外部リンク

リンクには内部リンクと外部リンクの2種類が存在します。
内部リンクは同じサイト内で使われているリンクでユーザーがサイト内で別のページに移動するために使ったり、クローラーがサイト内を移動するときに使用されます。
外部リンクはサイトから別のサイト(外部のサイト)に対して使われるリンクで、紹介したいサイトへユーザーを移動させるときに使ったり、クローラーが見てサイトの信頼性を評価することなどに使われています。
内部リンクはサイト内で関連性の高いページ同士を繋ぐようにし、外部リンクは信頼性の高いサイトからつけてもらえるようにすることを目指していく必要があります。
ただし外部リンクは自社からアクションを起こさないと有名企業・有名な人でなければ自然に増えていく可能性は非常に低いため「ローカルリンクビルディングの戦略(大阪の場合)」の記事を参考に取り組んでいただくのが効果的です。

サイト設計とSEO

ウェブサイトの構造はユーザー体験(UX)とSEOの両方に影響します。
ユーザビリティとクローラビリティを最大化するためには、パンくずの追加、ナビゲーションの簡素化、モバイル対応などが必要です。
また、ユーザービリティの良し悪しは自社や制作会社ではサイトをずっと見ていて慣れてしまっているので気づかない部分も出てきてしまうので、実際にユーザーの声を聞き、わかりにくい部分や使いにくい部分をピックアップすることも効果的です。

SEO対策に必要なホームページのテクニカルな要素

SEO対策に必要なホームページのテクニカルな要素

テクニカルSEOは、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させ、検索エンジンのクローラーがウェブサイトのコンテンツを適切にクロールとインデックス化するのを助ける一連の技術的な要素を指します。
具体的には下記のような要素があります。

  • サイトの表示速度
  • URLの正規化
  • モバイル対応
  • クロールエラーへの対応
  • ページ階層の最適化

これらはホームページの制作会社やSEO対策会社側の仕事になりますが、対応を考えてくれているのか、制作会社とSEO対策会社の連携が取れていないとうまく進まないケースが多いです。
依頼する際はめんどくさいかもしれませんが、制作会社とSEO対策会社がすり合わせをできる機会を作るか、SEOと制作のサービスをどちらもやっている会社に最初から依頼すると後々トラブルが少なく進むことが多いのでおすすめです。

SEO対策にはコンテンツの追加・更新のしやすさが重要

SEO対策にはコンテンツの追加・更新のしやすさが重要

色々と小難しい話をしてきましたが、ホームページを作っただけで検索エンジンで上位表示を達成するのは難しく、良いコンテンツを作成してホームページに追加して運用していかなければSEO対策を進めることはできません。
そのため、コンテンツの作成・更新のしやすさはホームページでSEO対策をして集客をしていくのに最も重要なポイントになります。
制作会社に頼まないとコンテンツを作っても追加できないような作りにしてしまうと、工数がかかりすぎるのと、都度費用が発生してしまうので必ずCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入するようにしておきましょう。
また自社の社員の知識レベルの差によって使いやすいCMS、使いにくいCMSが出てきます。
普段からパソコンを使用している社員さんであれば大体のCMSは問題なく使えるのですが、現場での仕事がメインでパソコン業務が少ない社員さんだと分からない部分が多くて苦痛になってしまうケースも少なくありません。

SEO対策をする際の注意点

SEO対策は常に継続していく必要があるWEBマーケティング手法になるため、ホームページを作っただけで成果が期待できるものではないことを理解しておく必要があります。
制作会社がSEO対策をやっていると思っていたが、何もしてもらえていなかったなど、認識のずれでトラブルになっているケースの相談を受けることも少なくありません。
また、制作会社に何の費用なのか分からない費用を毎月支払っていて、それをSEO対策費用だと思っていたが結局何の費用だったのか説明を聞いても分からなかったという相談も何件か実際に受けたことがあります。
SEO対策はコンテンツを増やし、Googleなどによって新しく作られる基準にサイトを常に最適化していくことが必要なので、計画を立てて日々取り組んでいく手法です。
制作会社にSEO対策をやってもらっているつもりだが、特に何の報告もないといった相談をいただくことが多いので同じような状況だと感じた方は一度、制作会社と話をして契約内容や状況を確認してみることをお勧めします。

SEO対策の外注先の選び方

SEO対策の外注先の選び方

SEO対策の外注先を選ぶときは自社に予算と人的なリソース、既存の外注先を整理した上で必要なサービスを満たしてくれる会社を選ぶのがベストです。

  • コンテンツを作成できるスタッフが社内にいるのか
  • ホームページの改修ができるコーダー、エンジニアは社内・外注先にいるのか
  • SEO対策について詳しいスタッフが社内にいるのか

この3つは人的リソースの確認は必ずしておくべきです。
それぞれの人員がいる場合といない場合で必要なサービスが全然変わってきてしまいます。
SEO対策の外注先を探す場合は「効果的なSEO対策会社の選び方: 自社でできるSEOと依頼のメリット」の記事で詳しく解説しているのでぜひ一度ご覧ください。
また、ノベルに相談してみたいという場合は、ノベルのSEOサービスをご覧ください

SEOに強いと言っているホームページ制作会社は理由を強い理由を確認した方がよい

SEOに強いと言っているホームページ制作会社は理由を強い理由を確認した方がよい

ホームページ制作会社を調べているとSEO対策に強いホームページ制作会社が出てくることが多いと思います。
弊社にもSEO対策のチームとデザイン・情報整理に強みを持つ制作チームがありますが、仕事の内容がSEOと制作では全く別業種になるためそれぞれのチームで協力して取り組まないとお互いに専門外のジャンルになるためうまくいきません。
またSEO対策は継続して行うものであり、ほとんどの作業がホームページを作った後にどう運用していくかという話になります。
そのため、SEOに強いホームページ制作会社というのは後々の運用を長期的に手伝ってくれる会社でないとおかしいということになります。
なのでSEOに強いと言っている制作会社に依頼をするときはどのような運用を手伝ってくれるのか、どういったSEO対策のサービスがあって月々どれくらいの費用で対応してくれるのかは確認しておきましょう。

まとめ

ホームページを制作する際にSEO対策を考慮した設計にしたいと思っている会社は少なくないと思います。
しかし、最初に完璧に作ってしまえば後で何もする必要がないと思いがちですが、更新のしやすさやメンテナンスのしやすさが重要で、更新してSEO対策を進めていくことを見落としている方が多いのも目にすることが多いです。
ホームページを作った後にどうやって更新していくのか、SEO対策に取り組んでいくのかを考えた上でホームページを作成することがSEO対策には最も重要だということを覚えておきましょう。

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株式会社ノベルではオーダーメイドでのホームページ制作の予算を作るのが難しい個人事業主様や法人様向けにお得なパッケージプランも用意しています。
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