効果的なSEO対策会社の選び方: 自社でできるSEOと依頼のメリット
2023.05.23
SEO対策は、ウェブサイトの見込み客への露出を増やすために不可欠な戦略です。
しかし、どのSEO対策会社を選ぶべきか、SEO対策会社を入れずに自社だけで対応すべきかを決定するのは判断基準が分かりにくく、難しいと思います。
この記事では、あなたが最適なSEO対策会社を選ぶための知識と判断基準をお伝えしていきます。
目次
SEO対策についての基本的な知識
SEO(検索エンジン最適化)は、ウェブサイトがGoogleやYahoo!などの検索エンジンの結果ページでより高い順位を獲得することを目指すプロセスです。
これにより、自社のホームページがユーザーに見つかりやすくなり、より多くの訪問者がホームページに集まる可能性があります。
しかし、SEO対策を有効に行うためには専門的な知識と経験が必要であり、多くの企業や個人はSEO対策を専門の業者に依頼しています。
SEO対策の費用と料金相場
SEO対策の費用は、業種や目的、そして提供するサービスによって異なります。
料金は、一部のサービスだけを選択する場合や、全面的なSEO戦略を導入する場合など、あなたのニーズによって大きく変わります。
- 大手企業 月額50万円〜
- 中堅企業 月額30万円〜
- 個人、小規模 月額10万円〜
大体、これくらいの金額感をイメージしておくとそれほど大きくはズレないと思います。
これに加えて、
記事の作成を依頼すると1記事あたり1万円〜
内部対策で10万円〜
※ホームページの作りによって大きく金額が変わったり、そもそも対応できない場合があります。
程度で予算を考えておくと無難です。
株式会社ノベルのSEO対策費用はこちら
SEO対策を依頼するメリットとデメリット
SEO対策を専門家に依頼すると、経験と専門知識を活用してウェブサイトのパフォーマンスを向上させることが可能です。
しかし、一方で費用がかかり、また全てを外部のパートナーに依存することになります。
簡単にメリットとデメリットをまとめてみましたので、自社の状況を考えながら確認してみてください。
SEO対策会社に依頼するメリット
- 時間とリソースの節約になる
- 最新の情報を教えてもらえる
- 判断が難しい場合にすぐ相談できる
- 自社だけではできない・思い付かない施策を打てる
- 他社の成功事例、成功するまでにやったことを聞ける
- 新たにSEO担当者を雇わなくて良い
- 本業に集中できる
まとめると、自社にWEBマーケティング・WEB集客専門の人材や部署がない場合はSEO対策会社に依頼した方が良いケースが多いです。
この状況から自社だけで競合他社に追いつこうとしても相当な時間とリソースが必要になりますし、人員に余裕がなく他の業務と兼任させてしまうと業務が回らなくなるか、兼任させた担当者が1~2年で退職してしまい、また0からやり直しになってご相談をいただくケースが本当に多いです。
SEO対策会社に依頼するデメリット
- 費用がかかる
- 社内に知識が蓄積しにくい
- SEO会社とのコミュニケーションが必要になる
- 望んだ通りの結果が出るとは限らない
- 悪徳業者が存在しているので自分達で見極める必要がある
社内にSEOの知識が全くないが、内製化させていこうと考えている場合はいきなりSEO対策会社に依頼するのはあまりおすすめしません。
また、専任で実績のあるSEOの担当者を雇う場合も、SEO対策会社の担当者によっては相性が全く合わなかったり、意見がぶつかって施策が進まないといった本末転倒になっているケースを見ることがあるので慎重になった方が良いかもしれません。
SEO対策会社の選び方と注意点
SEO対策会社を評価、比較し適切に自社に合った会社を選ぶ方法について説明します。
以下の項目を頭に置いて、自社に最も適した会社を選んでください。
GoogleのSEOスターターガイドにもSEO業者の導入タイミングや選定について解説をしているページがあるのでこちらも参考にしてみてください。
実績と成功事例
SEO対策会社が過去にどのようなプロジェクトを手掛けてきたか、またその結果はどうだったかを見ることは重要です。
成功事例や実績が詳細に公開されている会社は、その能力と経験を確認する良い手段となります。
ただし、競合他社に見られてしまう可能性があるため、実績としてホームページ上では公開されたくない会社も多いため、どのような実績があるのかは直接会って聞いた方が正確に情報を集められます。
また大きい会社の場合は担当者によって実績や得意、不得意がバラバラなので契約した際に担当になる人には必ず契約前に会って確認しておくことをおすすめします。
専門分野の確認
SEOは多くの異なる要素から成り立っています(例えば、技術的SEO、コンテンツSEO、リンクビルディングなど)。
あなたのビジネスが特に必要とする分野について、その会社が専門的なスキルと経験を持っているか確認することが重要です。
また医療や健康、金融関連、通販、ニュースなどGoogleがYMYL(将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック)の分野として分類しているジャンルのビジネスを展開している場合は、自社の提供している商品・サービスのSEO対策を行ったことがない担当者だと対策が難しかったり、関連する法律の知識がなくコミュニケーションがスムーズに取ることができないなどの問題が発生する可能性が高いので注意が必要です。
YMYLとは:Google検索品質ガイドライン
費用と料金体系
SEO対策会社の料金体系は会社ごとに異なります。
月額制と成果報酬制の2パターンの会社が多いのですが、どちらにもメリットとデメリットが存在します。
月額制は毎月固定の費用が発生するので結果が出ても出なくても費用が発生します。
その分、SEO対策の自由度は高く、並走して付き合っていくパートナーを探している場合は月額制のSEO対策会社を選択することをおすすめします。
成果報酬制は、上位表示されている期間だけ課金が発生するため、上位表示されてない期間はお金を払う必要はありません。
ただし、成果が出るまでは自社で作成した低品質な外部リンクを機械的に貼り付けるだけで、人件費がかかるような担当者を置かなかったり、課金が発生するまでは放置されて数年後に課金が発生したが契約した当時の担当者が誰もいなくてトラブルになるなどの問題になっていることも多いので、業者選びは慎重に行った方が良いです。
コミュニケーションと透明性
SEOは長期的なプロジェクトであり、定期的なコミュニケーションとフィードバックが重要です。
自社で推していきたい情報とSEO対策でやっていきたいことの方向性がズレることや、ホームページのデザインでやりたい事とSEO対策でやりたい施策が合わないことなどよく起こります。
また、SEO対策の知識が自社にあまりない場合はコミュニケーション能力が高くない担当者に当たってしまうと説明を聞いても何をしてくれているのかわからない、何をいっているのかわからないといった状況に陥ることがあります。
担当者と円滑にコミュニケーションが取れそうかどうかは契約前に必ず確認するようにしましょう。
ノベルのSEOサービス
自社で行えるSEO対策
自社で行うSEO対策についての情報は、主に以下のような対策があります。
全体像を詳しく知りたい場合は「大阪でローカルSEO対策を行う方法」をご覧ください。
キーワードリサーチ
キーワードリサーチは、あなたのウェブサイトで何を提供していて、潜在的な顧客が何を検索しているかを理解するための重要なステップです。
これにより、適切なキーワードをターゲットにすることができます。
内部対策
内部対策、あなたのウェブサイトの各ページが検索エンジンにとって最適化されていることを確認するプロセスです。
適切なタイトルタグ、メタディスクリプション、高品質なコンテンツの追加、内部リンク構造の最適化などが含まれます。
外部対策
外部対策、あなたのウェブサイトの信頼性と権威を高めるための戦略です。
バックリンクの取得、SNSでのプロモーション、プレスリリースの発信などが含まれます。
リンクビルディングの方法を知りたい場合は「ローカルリンクビルディングの戦略(大阪の場合)」も参考にしてみてください。
コンテンツマーケティング
ウェブサイトに高品質なコンテンツを提供することは、検索エンジンのランキングを向上させるための重要な戦略です。
ブログ記事、ホワイトペーパー、画像コンテンツ、動画コンテンツなどをホームページの中に設置していき、更新していくことが重要です。
自社で対策を行った後に専門家に依頼するメリット
自社でSEO対策を行った後に専門家に依頼するメリットについて、以下の要素が考えられます。
専門的な知識と経験
SEO対策は複雑で、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に変わります。
専門家は最新のアルゴリズム変更やSEOのベストプラクティスについての深い理解を持っています。
自社で対策を行うことで基本的な知識を得ることができますが、専門家に依頼することでより深い理解と効果的な戦略を得ることができます。
時間とリソースの節約
SEO対策は時間と労力を必要とします。
自社で行う場合、それらのリソースを他のビジネスの要素に割り当てることができません。
専門家に依頼することで、自社の時間とリソースをより重要な業務に集中させることができます。
成果の最大化
専門家は特定のキーワードでの検索順位を上げるための戦略を持っています。
自社で対策を行った後であれば、その結果を基に専門家がより効果的な戦略を立てることができます。
自社のニーズを理解
自社でSEO対策を行った経験があると、自社のウェブサイトが何を必要としているのか、どのようなキーワードや戦略が効果的であったのかを理解しています。
これにより、専門家に対して自社のニーズを具体的に伝えることができ、より適切なサービスを受けることができます。
SEO対策会社を選ぶ前に必ず確認しておいた方がいい項目
SEO対策会社を外注する前に自社内で必ず確認しておいた方が良い項目があります。
- 社内でコンテンツを作成する人員はいるのか
- ホームページの更新ができるコーダー・エンジニアは社内か外注先にいるのか
この2点だけは必ず確認してから外注するSEO対策会社を探すことをお勧めします。
コンテンツを作成できる人員がいない場合は記事の制作やサービスページのテキストなどもフルで外注できるライターがいるSEO対策会社以外は選択肢から消えます。
コーダーやエンジニアが社内や外注先にいない場合は内部修正だけでなくデザイン・制作をフルでできるSEO対策会社以外は選択肢から消えます。
こういった人材が社内や外注先にいないのに契約をしてしまうと、SEO対策が全然進まない状況に陥ります。
トラブルにも発展しやすい部分なので、必ず社内のリソースとSEO対策会社のサービスでカバーできる範囲がマッチしているのかは必ず確認するようにしておきましょう。
まとめ
SEO対策は、ウェブサイトのトラフィックを増やし、ビジネスのオンラインでの可視性を向上させるための重要な戦略です。
しかし、この過程は専門的な知識と経験を必要とします。そのため、多くの企業がSEO対策会社に依頼することを選んでいます。
しかし、ただ単にSEO対策を外部に依頼するだけでは不十分です。
自社で行えるSEO対策の理解と実践、そして専門家に依頼する前の準備が必要です。
自社のSEO対策を成功に導くために、本記事を参考にしてSEO対策会社へ依頼をするか、自社で対応するのか判断してみてください。