Column コラム

地方の中小企業でWEB集客に取り組んだことがない企業はSEO対策はT企業や大手企業・若者が中心の会社や都心部の会社がやっていて自分達には関係ないものだと思っていませんか？
株式会社ノベルでも東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸・福岡などの都心部のお客様が多いのですが、地方都市のお客さまや都心部の企業が地方都市へ出店する際のWEB集客のお手伝いをすることも少なくありません。
地方都市での競合調査をするときにいつも目にするのが、10年以上更新されていないであろう企業のホームページやスマホ用のページがいまだに用意されていなかったり、SSL化されていないホームページです。
業種にもよりますが、都心部と比べて10年程度遅れているような状況になっていることも少なくありません。
そこで本記事では地方の中小企業がどのようにWEB集客に取り組んでいけば良いのか、SEO対策に限定した戦略について書いていこうと思います。

地方の中小企業でよく聞くWEB集客の状況

地方の中小企業のお客様と話していてよく耳にするのが、形のないものに費用を使うのが怖いという感覚です。
また、興味があっても身近に詳しい人がおらず何から手をつければ良いのかわからないといったケースが多いそうです。
ノベルで契約していただいている地方都市のお客様も、都心部の弊社のお客様の企業と付き合いがあってご紹介いただくケースしかなく、そもそもWEB集客に関する情報に触れる機会を得るのが難しいそうです。

地方のSEO対策の状況

特にBtoC企業の地方の中小企業、都心部の企業の地方出店の際にSEO対策でお手伝いをさせていただく機会が多いのですが、地方都市でSEO対策を行う場合、ページをアップして1日や2日で「メインキーワード×都市名」を3位以内に表示できたことが正直なところ何度もあります。
これは我々がすごい実力を持っているといった話ではなく、単純に地方都市の企業がSEO対策に取り組んだことがない、そもそもSEO対策という存在を知らなかったために出た結果です。
3位以内に入るのが難しいのは、大企業の予約サイトなどが何種類もある業種・業界だった場合がほとんどです。
つまり、SEOに関する知識を持っており、きちんとページを作成することができれば地方都市で上位表示するのはそれほど難しいことではなく、誰にでもチャンスはありますし、都心部から地方に出店する際にSEO対策は有効な手段の1つになります。

地方の中小企業が直面するWEBの課題

同じ中小企業であっても、都心部と地方ではWEB集客への取り組みには大きな差があります。
地方の中小企業はそもそもWEB関連に使う予算を設定していないことが多いです。
そのため10年近く前に作ったホームページを使用しており、情報の更新も行なっていないため商品やサービスなどの情報もかなり古くなっていて実態とホームページの内容が一致しないことも少なくありません。
消費税の税率が古いままになっているホームページや、定休日にしている曜日がホームページと実態で異なっているもの、ホームページに載っている商品が今はもう製造していないといった状態になっていることを見かけたこともあります。
こういった状況を指摘させていただくと、お客さんはわかっているから大丈夫と言われる社長もいるのですが、初めて訪れるお客様からすると不満に感じる可能性は高く、せっかく来てくれたお客様がリピートしなかったり、悪い口コミが書かれてしまう可能性もあります。
まずはホームページを更新して正しい情報に直していないリスク、WEB集客に取り組まないことリスクを認識することが重要なのですが、専門的な知識を持った人材が都心部に集中してしまうこともあって情報を仕入れることが難しいのが現実のようです。
また大手のWEBマーケティング企業、広告代理店が地方創生を推進するために地方に支社を展開して行ってるエリアもありますが、最低でも月額100万円以上からでないと依頼が難しいところも多く、中小企業の限られた予算で依頼をするのは難しく、売上が伸びず支社を撤退しているエリアもあります。

SEOに力を入れるべきかどう判断すれば良い？

業種、業態によっても異なるのですが、ECサイトでの販売が可能な商品を持っている場合、医療関係、建築関係などBtoCのビジネスを展開している企業、BtoBでも都心部の企業と取引が可能な業種の企業はSEOに力を入れることで集客効果を期待できます。
まずは地元や同じ業界で集客がうまくいっている企業・有名な企業のホームページがSEO対策をしているか、リスティング広告を配信しているかを見てみることで検索エンジンからの集客が期待できるのかを判断するのがおすすめです。
特に同じ業界・近隣の地域で勢いのある企業がSEOやリスティングに力を入れている場合は自社の製品・サービスも上位に表示することができれば集客につながる可能性は非常に高いです。

リスティング広告でテストしてみるのもあり

力を入れるべきか判断が難しい場合は3ヶ月〜半年程度の期間、少額で良いのでリスティング広告を試してみて、問い合わせや購入が発生するかを試してみてから判断するのも良いでしょう。
ただし古くてスマホ用のページも準備されていないようなホームページやSSL化されておらず警告が出ているようなホームページでリスティング広告を配信してもよほどニッチな業界の商品で他に選択肢がない場合や他社製品と比べて商品力が圧倒的に優れていてそれが世間一般に知れ渡っているような状態で場合でなければ売るのはかなり難しくなります。
ホームページのリニューアルまではしなくて良いので最低でもLP（1枚もので販売や予約などのアクションを起こしてもらうことに特化したページ）は作成するようにしましょう。

それでも判断が難しければ専門家に相談

SEOだけでなく、WEBの知識を持った人材がいない場合は自社でリスティング広告を配信するのも1つずつ調べながら進めないといけないため、手間と時間がかかります。
本業に集中したい、新しいことを自社だけで始めるのが厳しいと感じている場合はSEO会社、WEB広告の運用会社に最初から相談してしまうことをおすすめします。
この時にポイントになるのが、自社のサービスや製品と同じ業界のSEO対策・WEB広告の運用の経験がある担当者がいるかを確認しておきましょう。
依頼主とSEO会社・広告運用会社の様々な担当者同士のやり取りを見てきましたが、お互いに業界の専門用語、商習慣、業界のあるあるを相手も理解していると思って話を進めて認識がお互いにずれてしまっていたり・お互いに話した内容を理解できていないケースを多く目にします。
依頼主かSEO会社・広告運用会社のどちらかに両方の業界の知識がある人間がいると両方の話を理解することができるのでコミュニケーションがスムーズになります。
認識のずれからトラブルになっているケースも少なくないので、ここだけは特に注意しておきましょう。
ノベルではSEOだけでなく広告、ホームページのリニューアルに関しても無料で相談に乗っていますので、興味のある方は是非一度お問合せください。

株式会社ノベルに相談してみる

地方での効果的なSEO戦略の構築方法

地方の中小企業がSEO対策を進める上でおすすめなのが「エリアキーワード×提供しているサービスのジャンル」で上位表示を狙うことです。
もちろん業種によっては当てはまらない場合もありますが、多くの業種でこの方法が有効です。
SEOを始めてすぐに全国の企業と提供しているサービスのジャンルというビッグキーワードで戦っても勝ち目はほとんどありません。
かけている予算、かけてきた時間が比較にならないくらいの差がついていることがほとんどです。
革新的な商品を開発していて、膨大な予算を持っていて、人材も豊富に揃っているといった状態でなければ不可能です。
しかし、地方のエリアキーワードが入ってくると競合のレベルが一気に下がって、努力次第でいくらでもSEOで勝てる環境へと変わります。
また、地方であれば近隣の都市名、県名といったエリアキーワードでの上位表示も競合が少なく難易度が低いケースが多いので、商圏の拡大を狙うことも可能です。

地方のSEO対策成功事例（ノベルのクライアントの場合）

弊社のお客さまの事例にはなりますが、地方のSEOで成功した事例を紹介します。
実際にやったことはシンプルなものが多いので、ぜひ参考にしてください。

茨城県へのブライダル系企業の新規出店

東京のブライダル系企業の茨城県への新規出店でのSEO対策を行った時に実際にやった施策を紹介します。
結果としては店舗のオープン前に「都市名×メインキーワード」で4位「都市名×メインキーワード×サブキーワード」で1位でオープン1ヶ月前から予約を取れて無事オープンできました。
行った作業自体は新しく都市名の店舗ページを作成しただけです。
もちろんただページを作成したわけではなく、2年ほど前にホームページ全体をリニューアルしており、必要な情報を入力すれば新しい店舗ページが簡単にできるようにしており、情報を入力するテンプレートを埋めれば、他社よりも情報量の多いページが簡単に作成できるように準備をしていました。
作業にかかった時間は2営業日程度で、数年前から店舗を増やしていく際にSEO対策もスピーディに対応できるように準備しておいた結果が出たケースでした。
この方法は地方だけでなく銀座などの都市部でも数日で1位を獲得できた手法になるので、ホームページをリニューアルして先を見据えた設計にしておくのは非常におすすめです。

滋賀県の歯科医院でインプラント・歯列矯正の集患

大津駅から少し離れた石山駅での事例になります。
同じ大津市ではあるものの、駅としては少し離れた地点になるため、滋賀・大津・石山の3つのエリアキーワードで対策を進めることになりました。
契約時点ではほとんどのキーワードがランクインしていない状態だったため、1年間かけてできることから進めていくという計画でスタートをしました。
WEB集客に関する施策を本当に何もしたことがない状態でしたがホームページは最近作った今風のデザインであったため、コンテンツの追加・各種診療メニューページのブラッシュアップ、患者様へ口コミを書いてもらうように声かけの3つの施策をクリニックと弊社で一緒に取り組むことにしました。
開始して半年ほどは成果があまり見えませんでしたが、徐々に口コミ数が増え、コンテンツ数が増えることで検索順位が伸びていき、マップの掲載順位も上がってきたことで1年が経った頃には予約がいっぱいになって新しくドクターを雇用しないと回らない段階にまで伸ばすことができました。
残念ながら採用がうまく進まないという別の問題が発生して頭打ちにはなってしまいましたが、全員で取り組むことで大きな成果につながりました。
ノベルのSEOサービス

まとめ

地方の企業がSEO対策に取り組むことで大きな成果を上げれる可能性があることはお分かりいただけましたでしょうか？
地方の中小企業は都市部と比べてWEB集客に関する情報がかなり手に入れにくい状況ではありますが、最近ではテレビ会議を活用して都心部のSEO会社、WEBマーケティング会社に依頼をすることも難しくありません。
ノベルでも地方のお客様、海外のお客様のお手伝いをさせていただいており、状況や予算に合わせて様々なプランをオリジナルで作成させていただいております。
少しでもSEO対策に興味を持たれた方は是非一度、情報交換をしてみませんか？
お問合せフォームからのご連絡お待ちしております。