検索サジェストって何?SEOに役立つヒントが満載!
2025.05.20

検索サジェストは、検索窓にキーワードを入力した時にリストで出てくる検索候補のことです。
名称は知らなくても、普段の検索行動で利用している方の多い便利な機能です。
今回の記事ではこの検索サジェストの仕組みと自社のWebマーケティングに活用する方法について解説していきます。

最後まで入力しなくても検索したいキーワードが出てきて便利だよね

2004年からあって、今でも多くの人に利用されている素晴らしい機能だな
目次
検索サジェストの基本と仕組み

検索サジェストはGoogleやYahooで検索窓にキーワードを入力したときに、候補となるキーワードを自動で表示してくれる機能です。
候補となるキーワードは、
- 検索ボリューム
- リアルタイムのトレンド
- ユーザーの検索、閲覧履歴や地域情報
これらの情報を収集・分析して、検索エンジンがリアルタイムで提案してくれています。

お店を探してると、近所の地名が候補に表示されることがあるよね?
どういう仕組みなんだろう?

Googleの予測入力候補の仕組みで紹介されているぞ
詳しく知りたい場合は、読んでみるといい
SEOにおける検索サジェストの活用
検索サジェストは多くのユーザーが”実際に検索したキーワード”から選ばれています。
そのため、マーケティングの観点では、ユーザーニーズが顕在化したデータの宝庫として重宝します。
次は、検索サジェストを自社ホームページのSEOにどのように役立てるのかについて、解説していきます。
狙っていくべきキーワードの特定
最初に、自社の商品・商材を求めているユーザーが検索しそうな「基準となるキーワード」を考えてみましょう。
例えば、フォトウエディング事業をしているのであれば、「フォトウエディング」「前撮り」などが基準となるキーワードになります。

次に、これらのキーワードを検索エンジンの検索窓に入力してみてください。
この際に表示されるサジェストが、ユーザーが実際に検索しているキーワードになります。

撮影の地域や費用、後悔しないように事前に失敗談の情報を探しているユーザーが目立つね

たくさんキーワード調査をしてきたが、高額な商品や商材ほど後悔や失敗などを検索しているユーザーは多い傾向があるぞ
コンテンツSEOの最適化
サジェストに表示されたキーワードに関する、疑問や悩みを解決できるコンテンツを自社のホームページに用意することで、ユーザーニーズを満たすことができます。
既にホームページにあるコンテンツがユーザーニーズと一致していない場合は、改修によりニーズを満たせるコンテンツにブラッシュアップしましょう。
また、サジェストはリアルタイムで更新されるので、過去に用意したコンテンツが現在のユーザーの検索意図とズレてしまっていることもあります。
自社にとって重要なキーワードは、定期的にズレがないかのチェックを行うことが必要です。

さっきの例に出てきた失敗談や後悔など、リスク回避のコンテンツは用意できてなかったな…

サジェストを見ることで、気がつけなかったユーザーニーズを発見できる、良い例になったな
特殊なサジェスト機能
Googleのサジェストでは、キーワード以外にも特殊な情報が出力されることがあります。
キーワードとあわせて、とても便利な機能ですね。
ここでは一例を紹介いたします。
天気

為替レート

画像

便利なサジェスト取得ツールの紹介
前述のとおり、サジェストはユーザーニーズを調査するのに便利な機能です。
ですが、検索窓に一つ一つキーワードを打ち込んで調査していては、時間がかかってしまいます。
より効率的にサジェストキーワードを収集・分析するために、サジェスト取得ツールを使用するのがおすすめです。
無料で使えるものを紹介しますので、実際に使ってみてニーズにマッチしているもの、使いやすいものを探してみてください。
ラッコキーワード

ラッコキーワードは無料で使えるサジェストキーワード取得ツールです。
GoogleやBingといった検索エンジン以外に、YoutubeやAmazonのサジェストの取得も可能です。
機能がシンプルでわかりやすく、初めてサジェスト調査をする人には特におすすめです。
無料版だと回数制限や機能の制限がありますので、より深い調査をしたい場合は有料プランへの切り替えが必要です。

SEOが全然わかってない時にめちゃくちゃお世話になりました!

シンプルでわかりやすいよね
初めてのキーワード調査には特におすすめできるツールだな
Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Google広告アカウントに登録すると無料で使用できるキーワード調査ツールです。
関連キーワードや月間の検索ボリューム、トレンドも取得できます。
非常に便利なツールですが機能が多く、専門用語も出てくるため、初心者の方には少し難しいかもしれません。
実際に使ってみて難しい場合は、調べながら少しずつ覚えていくのがおすすめです。

ツールによっては検索ボリュームやサイトにマッチしたキーワードを探してくれるから、便利で楽できるよね

特にキーワードプランナーはGoogleの公式データを使用して調査ができるのが強みだな
専門用語も出てくるから、使いながら慣れていくのがおすすめだ
検索サジェストを活用する上での注意点
検索サジェストはSEOに役立つ情報ですが、活用する際には注意点があります。
サジェストは常に変動する
検索エンジンのアルゴリズムやユーザーの検索行動は常に変化しているため、サジェストキーワードも常に変動します。
そのため、一度調査したキーワードリストに固執するのではなく、定期的に最新のサジェストキーワードを確認し、情報のアップデートをしていく必要があります。
ネガティブなキーワードも出てくる
自社の商品やサービスに関連するネガティブなキーワードがサジェストに表示されることがあります。例えば、「〇〇 評判 悪い」「△△ 最悪」「×× 詐欺」などです。
これらは、ユーザーが抱える不安や不満を示唆している可能性があり、放置することでブランドイメージの低下に繋がりかねません。
こういった場合は無視せず、購入したユーザーがどのような点に不満を持ったのかを分析し、ホームページや商品の改善を行なって問題解決に努めましょう。
まとめ
検索サジェストは、ユーザーの生の声であり、潜在的なニーズが凝縮された宝の山です。
自社サイトのWebマーケティングで活用することで、今までリーチできなかった潜在顧客へのアプローチに繋がります。
簡単な調査であれば、検索エンジンにキーワードを入力するだけで始められるので、ぜひ試してみてください。