Column コラム

Googleサーチコンソールの使い方 – 登録から活用方法までご紹介!

2025.02.25

SEO




Web担当の方やSEOに関わる仕事をされている方にとって、重要なツールである GoogleSearchConsole(サーチコンソール)。
とても便利なツールですが、設定や活用方法が意外と難しいんですよね…

この記事では、まだ登録されていない方や、基礎的な情報を探している方のため、登録方法から基本的な活用方法までを紹介いたします。

サーチコンソールって何?

サーチコンソールは無料で使える、GoogleのWebサイト管理ツールです。
検索におけるパフォーマンスの確認や、問題発生時のアラートなど、便利な機能が多数あります。
特にSEOではとても重要で、基本的な使い方だけでも知っておきたいツールです。

また、サーチコンソールは主に「サイトに来るまで」の情報を確認できるツールです。
併せて覚えておきましょう。
ではさっそく機能紹介に…と言いたいところですが、その前に登録方法を確認しましょう。

シロ

おっす、おらシロだ。
今回のテーマはサーチコンソールだったね?

ソラ

解説のソラだ、よろしく頼む。
機能を説明する前に、まずは登録方法から見ていこう。

サーチコンソールの登録方法

サーチコンソールは以下の手順で登録を行います。

  • Googleアカウントにログイン(未登録の場合、アカウントの作成が必要です)
  • サーチコンソールにアクセス
  • 紐づけるサイトを登録
  • 所有権を確認

一つずつ見ていきましょう。

Googleアカウントにログイン

まずはGoogleアカウントにログインしましょう、持っていない方は作成が必要になります。
複数のアカウントを持っている場合は、紐づけたいアカウントにログインしてから作業を始めましょう。

ソラ

作成方法がわからない場合は「Googleアカウント 作成方法」などで検索してみよう。
解説記事は多数あるし、ワードによっては検索結果でAIが教えてくれるぞ。

サーチコンソールにアクセス

GoogleSearchConsoleの概要

※画像引用:GoogleSearchConsole公式

Googleサーチコンソールの公式ページにアクセスしましょう。
「今すぐ開始」をクリックすれば、サイトとの連携画面に進むことができます。

紐づけるサイトを登録

「ドメイン」か「URLプレフィックス」どちらかを選択します。
それぞれの違いは後述しますが、ざっくり以下のような基準で選んでみてください。

  • ドメイン:サブドメインや「www.」ありなしなどをまとめて登録、一括管理
  • URLプレフィックス:登録したURLのみを登録し、管理

では、それぞれの詳細を確認しましょう。

「ドメイン」で登録する

そのままですが、入力欄に登録したいドメイン(https://やwww.が入らない部分)を入力します。
例えば「novel2020.co.jp」で登録した場合…

  • https://novel2020.co.jp
  • https://www.novel2020.co.jp
  • https://shop.novel2020.co.jp

のように、登録したドメインを含んでいれば、一括で管理することができます。
ただし、ドメインでの登録はGoogleAnalytics(以下GA)との連携ができません。
特に理由がないのであれば、URLプレフィックスを選択しましょう。

「URLプレフィックス」で登録する

入力欄には登録したいURL(https~最後まで全部)を入力します。
URLプレフィックスでは、入力したURLを登録・管理できます。
「https://novel2020.co.jp」で登録した場合、「www.」ありのURLや「shop.」といったサブドメインのケースは計測の対象外になります。

GAとの連携を行う場合はこちらを選択してください。

シロ

補足すると、登録は基本URLプレフィックスで問題ない。
ドメイン内で複数サイトを管理しているなど、ドメイン単位でないと計測時に困るようなら、ドメインで登録しよう。

ソラ

ドメインは登録方法も少し手間がかかるしね。
今日の解説も、URLプレフィックスを例に説明するぞ。

所有権を確認する

所有権の確認には以下の方法があります。

  • HTML ファイル
  • HTML タグ
  • Google Analytics
  • Google タグマネージャー
  • ドメイン名プロバイダ

登録画面では、以下のように表示されます。

おすすめの確認方法として「HTMLファイル」が提示されます。
HTMLファイルでは、以下の手順で所有権の確認を行います。

  • ボタンをクリックしてファイルをダウンロード
  • ダウンロードしたファイルを、サーバーの指定の場所にアップロード
  • アップロード後に「確認」をクリック

設定はこれだけです。
紐づけが完了すればサーチコンソールを使用できるようになります。

※その他の方法については、SearchConsoleヘルプで確認できますので、気になる方はご覧ください。

サーチコンソールの機能(できること)

サーチコンソールには、主に以下のような機能があります。

  • トラフィックや検索順位などの計測
  • サイトで発生している問題のアラートと修正提案
  • インデックス状況の確認とリクエスト
  • リンク状況の確認

ここからは、まずは知っておきたいおすすめの機能を抜粋して紹介します。

検索パフォーマンス

検索パフォーマンスでは、以下の項目を閲覧可能です。

  • 合計クリック数
  • 合計表示回数
  • 平均CTR(クリック率)
  • 平均掲載順位

おそらく、多くのSEO担当者にとって最も馴染みのある機能かと思います。

画像にあるように、レポート上部にはグラフが表示されます。
表示項目は、クリックでオンオフの切り替えが可能です。

レポート下部には、表形式のデータが表示されます。
こちらに表示されるデータは、グラフと同じ項目になります。
表上部の「クエリ」「デバイス」「ページ」などを切り替える事で、一番左に表示される指標は変わります。(画像では「ページ」を選択しているため、URLが表示されている)

サイトを訪れるユーザーが「どんなワード」でアクセスしているのか、「どのページ」にアクセスしているのか、といったSEOでポイントとなる指標をチェックできる、とても便利な機能です。

ソラ

サーチコンソールといえば「検索パフォーマンス」、と言っていいほど便利な機能だな。
データはエクセルやスプレッドシートなどでエクスポートも可能。
いじっても壊れたりしないので、怖がらずにどんどん使っていこう!!

URL検査

URL検査では、インデックス状況の確認やリクエストを行うことができます。
左メニューにも「URL検査」の項目がありますが、上部にある検索ボックスにURLを入力することでも検査可能です。
検査を実施すると、以下のような画面が表示されます。

インデックスされていない場合は「インデックス登録をリクエスト」から、インデックスを申請できます。
また、検査したページに関する情報を「クロール済みページの表示」から確認することができます。
確認できる項目は以下になります。

  • HTML
  • スクリーンショット
  • その他の情報

スクリーンショットなど一部の情報は、URLを入力しただけでは表示されません。
表示したい場合は「公開URLをテストをクリックしましょう。(1~2分程度かかります)

ライブテスト(「公開URLをテスト」のこと)を実施すると、画像のようにスクリーンショットなどの機能も使用できます。
気になる方は試してみてください。

シロ

インデックス状況の確認と登録に使うことが多い機能よ。
新規でページを作成した時や、ページを更新した時に使ってみてくださいな。

ページ

以前は「カバレッジ」という名称だった機能です。
ページがインデックス登録されているかを確認でき、登録されていない場合はその理由も確認できます。

遷移すると、画像にあるようにグラフが表示されます。
グラフの表示項目は未登録と登録済みがあり、クリックすることでオンオフの切り替えが可能です。

なお、単純に「未登録が多いから問題がある」という訳ではありませんので注意が必要です。
意図したページがインデックスされているか、急なインデックスの増減がないか、などをチェックする際に便利なレポートです。

すでにインデックスされているページを一覧で見たい場合は「インデックスに登録済みのページのデータを表示」をクリックしましょう。

前述のとおり「インデックスされない=NG」というものではなく、意図的にインデックスから外しているページも表示されます。
例えば、リダイレクト(転送)した場合、転送元のページはインデックスされないため、一覧に表示されます。(インデックスされないのが正解なため、NGではない)

各項目をクリックすると該当ページを確認できます。
インデックスさせたいURLが含まれていないか、チェックする際に活用してみてください。

シロ

「ページ」は少し難易度が高めな印象だねぇ…
「未登録=NGじゃない」ことは認識おくといいかな!

ソラ

インデックスページの一覧はエクスポートできる。
検索結果に出したいページのインデックスが問題ないか、チェックに使ってみるのもおすすめだ。

サイトマップ

「サイトマップ」という言葉は複数の意味を持ちますが、ここでは「XMLサイトマップ」と呼ばれるものを指します。
XMLサイトマップは、Googleに評価してほしいURLを伝える役割を持つファイルです。

また、XMLサイトマップはGoogleがページを発見する際にも使用されます。
検索結果に表示したいページを記載し、アップロードしましょう。

サイトマップをアップロードしたら、サーチコンソールから送信してください。
送信することで、Googleにサイトマップの場所を伝えることができます。

送信が成功した場合、画像のように「送信されたサイトマップ」に追加されます。
不備がある場合は、ステータス欄が「成功しました」ではなく「取得できませんでした」などの表示になりますので、併せて確認するようにしてください。

ソラ

サイトマップはページを追加したら、更新を忘れずにな。
記載するのは「評価してほしいURL」だけ、評価してほしくないURLは記載しないように。

手動による対策

手動による対策では、Googleによるペナルティの通知チェックを行うことができます。

画像のように「問題は検出されませんでした」と表示されていれば問題ありません。
ただし、ペナルティの対象となった場合は順位の大幅な下落など、サイトパフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性があります。

ペナルティを受けた場合は、Googleに対して「再審査リクエスト」を送信し、問題ないと判断されれば解除されます。
なお、再審査にかかる期間は、Googleの公式ドキュメントに数日から数週間と記載されています。
再審査リクエストは、サーチコンソール上で送信できます。

シロ

手動による対策は頻繁に起こるものではなく、ガイドライン違反や悪意あるスパムなどを行った際に適用される。
手動による対策の一覧(何をやったらペナルティになるか)はGoogleが公開しているので、気になるならチェックだ。

※画像引用:SearchConsoleヘルプ 手動による対策レポート

ソラ

数年前の話になるが、解除までに数か月かかった事例もある。
悪意ある行為や、ずるして順位をあげようとするのは絶対にNGだ!

リンク

リンクでは以下の項目を確認できます。

  • 外部リンク
  • 内部リンク
  • 上位のリンク元サイト
  • 上位のリンク元テキスト

ここでは重要項目として、「内部リンク」と「外部リンク」の二つを紹介します。

外部リンク

あるサイトから他のサイトへ貼られたリンクのこと。
サーチコンソールでは「他のサイトからのリンク」の意味になる。

内部リンク

サイト内に設定されたリンクのこと。
回遊性や利便性を高める、SEOではとても重要な要素。

各項目で「詳細」をクリックすると、「どのページが、どのページから」リンクされているのかを確認できます。

「ターゲットページ」はリンクされているページです。
重要なページにちゃんとリンクが集められているか、チェックできます。

「リンクしているページ」は、リンク元(リンクが張られている)ページのことです。
リストはエクスポートすることもできます。

シロ

感覚だけど、内部リンクは「見てほしいページ」に、ちゃんとリンクが集まっているかを確認するのに使用するのが多いかねぇ。

ソラ

外部リンクは「不自然なリンクのチェック」に使うこともあるな。
順位操作を目的としたリンクはGoogleのガイドライン違反で、手動の警告(ペナルティ)になることもある…

シロ

ペナルティがきたら、不自然なリンクを削除して、Googleに報告しないといけないんだ。
どうしても削除できない場合は、否認(リンク評価の無効化)の申請で対応することになる。

ソラ

まあ、まっとうにサイトを運営していれば稀なケースだな。
ここでは「リンク状況を確認する手段」がサーチコンソールにあることをしっかり覚えてくれると嬉しい。

GA4との連携方法

GAの管理画面から、サーチコンソールとの連携が可能です。
連携すると、サーチコンソールのデータをGAで確認できるようになります。
では、連携方法の手順を見ていきましょう。

GAとの連携手順

①:左メニュー管理をクリック
②:「Search Console のリンク」をクリック

③:リンクをクリック

④:案内に従い、紐づけするサーチコンソールとアナリティクスのアカウントを選択

内容を確認して送信すると、連携は完了です。
連携がうまくいっている場合、GAの「集客」→「概要」などで、サーチコンソールのデータを閲覧できるようになります。

シロ

連携は必須というわけではないけど、GA上で見れるのは便利ね~。
やって損はないから、是非試してみてほしい。

まとめ

サーチコンソールはクリック数や検索順位など、SEOで重要な指標を確認できるツールです。
無料で使えるツールなので、早めに触れて、慣れておくことをオススメします。

SEOの運用に慣れてきたら、インデックス状況やペナルティ有無の確認もしてみてください。
サイトに問題が起こっていないことを把握しておくことも、運用者の重要な役割です。

大切なのは実際にツールに触って、使い方を覚えることです。
日々のマーケティングの一環として、是非活用してみてくださいね。

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