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【目的別】Web集客の外注、最適な業者タイプは?代理店、コンサル、フリーランス徹底比較

2024.09.09

「自社サイトを作ったのにアクセスが伸びない」「広告を出したけど効果が実感できない」「SNSにアップするネタがすぐ尽きて全然続かない」… このような悩みは、多くの起業家が経験する道です。
でも安心してください。
Web集客を全部自社でやろうとするとやることが多すぎてほとんどの会社が途中で挫折しています。
うまくWeb集客を行なっている会社が活用しているのがWeb集客の外注です。
外注といっても全部を任せているわけではなく、SEO対策やWeb広告の運用だけを依頼したり、バナーやホームページの更新などの作業を依頼していたりと会社にとって時間がかかってしまったり、自社で対応するのが難しい業務やリソースが取られてしまう業務のみを外注しています。
そこで本記事ではWeb集客の外注先の特徴や自社のステージに合わせた業者の選び方を解説していきます。

Web集客を外注するメリットとデメリット

Web集客の外注を検討する前に、まずはそのメリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

メリット

  • 専門知識と経験の活用: 専門知識と豊富な経験を持っており、自社では難しい高度な施策も、任せることができる。
  • 時間とリソースの節約: 社内のリソースを本業に集中することができるので、人件費と時間の大幅な節約ができる
  • 最新トレンドへの対応: 専門で仕事をしていないとわからない他社が導入している技術やトレンドを聞くことができる
  • 客観的な視点からの戦略立案: 社内では気づきにくい課題や改善点を、外部の専門家ならではの視点から指摘してもらうことができる。

デメリット

  • コスト: 外注する仕事量や内容によって価格が変動する。
  • コミュニケーション:外注先は自分たちが伝えないと会社の方向性や考えなど何も知らないため伝達や意思疎通をするための時間が新たに発生する
  • 情報・素材の共有: 社内の情報や写真や文章などの素材を外注先に提供する作業が発生する。
  • 成果に対する責任: 外注先が成果を保証してくれるわけではありません。

これらのメリット・デメリットを理解した上で、自社にとってWeb集客の外注が必要かどうか。
どのようなタイプの外注先が合うのかを判断していきましょう。

Web集客の外注先タイプ:代理店、コンサルタント、フリーランスの特徴と比較

Web集客の外注先には、大きく分けて代理店、コンサルタント、フリーランスの3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を比較し、自社に最適なタイプを選びましょう。

代理店

  • 特徴
    • Webマーケティング全般を総合的にサポートできる
    • 規模が大きい会社が多く豊富な実績とノウハウを持つ
    • チーム体制で対応するため、大規模プロジェクトにも対応可能
    • Web集客だけでなく幅広いサポートが可能
  • メリット
    • Web集客に関する様々な課題を解決できる
    • 専門性の高いチームによるサポートを受けられる
    • 大規模なプロジェクトや複数の施策を同時に進めたい場合に最適
  • デメリット
    • 1ヶ月の予算で最低でも数百万ないと担当者がつかないことがある
    • 予算が少ないと作業は全て下請けに丸投げされる
    • 自社の状況やニーズに合わせた柔軟な対応が難しい場合がある
  • 向いている企業
    • 大企業
    • 年間の広告予算が1億円を超える会社

コンサルタント

  • 特徴
    • Web集客戦略の立案や課題解決のサポートに特化
    • 専門性の高いアドバイスを提供
    • 費用対効果が高くなる場合がある
  • メリット
    • 自社の課題や目標に合わせた具体的な戦略を提案してもらえる
    • 専門家の客観的な視点からアドバイスを受けられる
    • 費用を抑えながら、効果的なWeb集客戦略を構築できる
  • デメリット
    • 実行支援は限定的。提案された戦略を実行に移すのは自社で行う必要がある
    • 自社との相性次第で成果が大きくブレる
    • どの会社に依頼しても担当者の能力や実績にはバラつきがある
  • 向いている企業
    • 中小企業
    • Web集客戦略の方向性に悩んでいる企業
    • 社内にマーケティング担当者がいるが、さらに上を目指す企業

フリーランス

  • 特徴
    • 特定分野の専門スキルを持つ人が多い
    • 費用が比較的安い
    • 企業に依頼できないような柔軟な対応をしてくれる人もいる
  • メリット
    • 特定の分野に特化した専門知識やスキルを活用できる
    • 予算に合わせて依頼内容を調整しやすい
    • 1対1のコミュニケーションで、密な連携が可能
  • デメリット
    • 個人なので組織ほどの対応能力は求められない
    • 人によって能力や実績が全く違うので自社で見極める必要がある
    • 外注できる業務が限定的な場合がある
  • 向いている企業
    • 小規模事業者
    • 低予算からWeb集客施策を実施したい企業
    • 外注先に求めているスキルが限定的な企業

目的別に見る最適な外注先タイプ

Web集客の目的によって、最適な外注先タイプは異なります。
自社の目標達成に貢献できる業者を選びましょう。

認知度向上

主な施策: SEO対策、コンテンツマーケティング、SNS運用、プレスリリース配信など

代理店: 総合的な戦略立案と実行が可能。
特に、複数の施策を組み合わせた大規模な認知度向上キャンペーンなどを展開したい場合に最適。
海外や日本全国での認知度向上を目的とした大きなプロジェクトの場合は、Webだけでなくオフラインでの施策の経験値も実績も考慮すると大手代理店一択。
コンサルタント: 専門的なアドバイスと戦略立案サポートを提供。
自社で実行できるリソースがある場合や、具体的な施策の方向性に悩んでいる場合におすすめです。
大きな予算を使ったプロジェクトの実績がある担当者であれば的確な施策の提案も期待できるが、経験がない場合は不安が残る。
フリーランス: 各種施策に特化した専門家としてのサポートが可能。
自社で戦略や方向性が固まっていて、それぞれの施策のクオリティをアップしたい時におすすめです。
全体のプロジェクト管理は自社で行う必要があるので自社の管理体制に不安がある場合はおすすめできない。

リード獲得

主な施策: 広告運用(リスティング広告、ディスプレイ広告など)、メールマーケティング、ウェビナー開催、LPの最適化など

代理店: 広告運用、Web制作、マーケティングオートメーションなど幅広い施策に対応可能。
特に、広告予算が潤沢で、複数のチャネルを統合的に活用した大きな施策を打つ場合は最適。
年間の広告予算が5000万以上ある場合は経験値のある中堅〜大手の代理店がおすすめ
コンサルタント: 広告戦略やLP改善など専門分野のアドバイスを提供。
リードを獲得〜成約までの施策をサポートをできる人が多いため、自社に合った戦略を1から一緒に考えて実行していきたい場合に最適
フリーランス: 広告運用やLP作成など、特定の業務を外注する場合におすすめ。
低予算でスタートしたい場合や、社内のリソースだけで対応するのが難しい業務がある場合に活用すると1つ1つの施策のクオリティをアップすることが可能です。

売上増加

主な施策: コンバージョン率最適化、ECサイト作成、顧客分析、LTV向上施策など

代理店: Web分析、Eコマース、UXデザインなど幅広い施策に対応可能。
特に、Webサイト全体の見直しや改善、Eコマースサイトの構築などに加えて大規模な広告戦略も同時に走らせる場合は大規模な代理店でなければ対応できません。
コンサルタント: Web分析やコンバージョン改善などのアドバイスを提供。
現状の課題を分析し、具体的な改善策を提案してもらいたい場合におすすめです。
フリーランス: Web分析、Eコマース、UXデザインなどに特定の業務を外注する場合におすすめ。
全体を外注すると大きな予算が必要となるため、必要な部分だけ外注して予算を抑えたい場合に最適です。

Web集客の外注先選びで重視すべきポイント

Web集客の外注先を選ぶ際には、業者の見極めが非常に重要です。
自社が求めている業務と外注先の提供しているサービスがズレていたり、自社との相性が良くなかったためプロジェクトが進まなくて費用だけかかってしまった。
信頼できる業者を選べなかったため大きなトラブルになってしまうケースも案外少なくありません。
外注先を選ぶ際に必ずチェックしておくべき項目を解説していきましょう。

自社の担当になる人の実績と経験

主に代理店、コンサルタントでの話になりますが、担当者に誰がつくかによって実績や経験値は大きく異なります。
会社としてはその業界・業種の実績と経験値はあっても担当者には全くないことも少なくありません。
秘密保持契約の関係もあって具体的な話までは聞けないでしょうが、

  • 自社と同じような業界・業種のクライアントを担当したことはあるか?
  • 担当者になる人にはどのような実績があるのか?

この辺りの情報は契約する前に聞いておいた方が無難です。
営業担当者がこの辺りを教えてくれない場合は少し注意をした方が良いかもしれません。

専門性とスキル

自社が外注して実現したいことに見合ったスキルを持っているのかを確認しましょう。
例えばBtoCのWeb集客が得意な人と、BtoBのWeb集客が得意な人では持っているスキルや経験値は異なりますし、SNSが専門の人にSEO対策やWeb広告のことを聞いてもある程度のことは答えられますが、専門家ではないので限界があります。
ミスマッチが発生してしまわないように、自分が求めている専門性とスキルを持っている業者なのか判断しましょう。

コミュニケーション能力

Web集客を進めていく上で、社内でも様々な部署との連携が必要になります。
さらに外注先とも連携をとっていくとなるとコミュニケーション能力が高い外注先を選ばなければ自社の担当者やチームは疲弊していきます。
もちろん無駄な確認作業や打合せにも時間を取られてしまうため、本来の目的である集客に向けた動きを進めるのが困難になります。
契約前に担当者となる予定の人と一度コミュニケーションをとってみて、自社との相性が良いかどうか確かめてから契約に進むことをおすすめします。

提案力と柔軟性

作業だけを安価で外注する目的以外の場合は、自社の状況やニーズに合わせて、施策を提案をしてくれる外注先を選びましょう。
Web集客の施策を進めていくパートナーとして外注先を選定したのに、自社が言ったことしかやってくれない作業者になってしまう担当者も少なくありません。
特に代理店やコンサルタントを外注先として選んだ場合、自社に合わせた提案がないと外注している意味がない状況になってしまいます。
契約前に自社に対してどのような提案があるかは事前に聞いておきましょう。

費用と契約内容

自社の予算や求めている内容に対して、外注先の費用と契約内容が合っているかは確認しておきましょう。
外注先に対して払う費用に対して求めている成果や内容が過剰でトラブルになったり、反対に外注先の成果や作業内容に対して費用を払いすぎていて利益がそれほど残らない構造になってしまうこともあります。
自社の求めているWeb集客の成果に対して外注先の費用と契約内容が合っているかは必ず確認するようにしましょう。

よくある質問

  • Q: Web集客を外注するべきタイミングはいつですか?
    • A: 社内にWebマーケティングの専門知識を持つ人材がいない、Web集客に十分な時間やリソースを割けない、思うように成果が出ない、などと感じたときが外注を検討する良いタイミングです。
  • Q: 代理店に依頼する際の注意点は?
    • A: 契約内容や費用、実績などを事前にしっかりと確認しましょう。また、担当者とのコミュニケーションを密に取り、自社の要望や目標を明確に伝えることが重要です。
  • Q: コンサルタントに依頼するメリットは?
    • A: 専門家の知識や経験に基づいた、自社に最適なWeb集客戦略を提案してもらえます。また、社内では気づきにくい課題や改善点も指摘してもらえるため、効率的にWeb集客を進めることができます。
  • Q: フリーランスに依頼する際の注意点は?
    • A: 実績やスキル、コミュニケーション能力などをしっかりと確認しましょう。また、契約内容や納期、成果物などを明確にしておくことが重要です。
  • Q: 認知度向上を目的としたWeb集客で、特に重要なポイントは?
    • A: ターゲット顧客を明確化し、その層に響くコンテンツや情報を発信することが重要です。SEO対策やSNS運用など、様々な施策を組み合わせ、効果的に認知度を高めていきましょう。
  • Q: リード獲得を目的としたWeb集客で、成果を出すためには?
    • A: ターゲット顧客を明確化し、その層に響く広告やコンテンツを作成することが重要です。また、ランディングページの最適化やリードナーチャリングなど、獲得したリードを顧客に変換するための施策も重要となります。
  • Q: 売上増加を目的としたWeb集客で、特に重要なポイントは?
    • A: Webサイトの使いやすさや、購入までの導線を最適化することが重要です。また、顧客分析を行い、ターゲット顧客に合わせたマーケティング施策を実施することも効果的です。
  • Q: 複数の業者を比較検討する際のポイントは?
    • A: 各業者の実績や強み、費用などを比較し、自社のニーズに最も合致する業者を選びましょう。また、実際に担当者と面談し、コミュニケーションの取りやすさや人柄なども確認すると良いでしょう。

まとめ

Web集客を外注する際は、目的と予算に合わせた業者選びが重要です。
また、業者との密なコミュニケーションと情報共有定期的な効果測定と改善を行い、長期的な視点でのパートナーシップ構築を目指しましょう。
もし外注先の選定中であれば、ぜひノベルにもご相談いただければ嬉しいです。

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