Column コラム

WEBマーケティングでの競合企業分析の方法(大阪編)

2023.04.26

WEBマーケティングにおいて競合企業分析を行うことは、自社のマーケティング戦略を強化し、効果的に地域での認知度や集客を増やすために必要です。
競合となる企業が自社よりも進んだWEBマーケティング施策をおこなっている場合は、まずは真似をして追いつかなければスタートラインに立つことができません。
また、自分達の方が進んでいる場合でも、自社では思いつかなかったアイデアが見つかることもあります。
本記事では、大阪でビジネスを展開しているケースで紹介させていただきますが、基礎的な部分は他の地域でも大きく変わることはないため流用することが可能です。
それでは競合企業分析の方法とその活用方法について解説します。

競合企業の特定方法

競合企業を特定する場合は下記のどのWEBマーケティング手法で競合しているのかで特定方法が異なります。

  • SEO対策
  • リスティング広告
  • MEO対策
  • SNS

それぞれのWEBマーケティング手法での競合企業の特定方法を解説していきます。

SEO対策での競合企業を特定する方法

SEO対策における競合企業の特定方法はキーワードリサーチになります。
自社がターゲットとしているキーワードをGoogleに打ち込んだ時に自社よりも上位にきているサイトをリストアップしましょう。
大阪でローカルビジネスを展開している企業の場合は商圏にもよりますが「梅田」「心斎橋」など詳細なエリアのキーワードを入れると出てくるサイトが異なることもあるので抜け漏れが出ないようにしましょう。

リスティング広告における競合企業の特定方法

リスティング広告における競合企業の特定方法は自社が広告出稿を検討しているキーワードを、検索エンジンで検索して広告を出稿しているサイトをリストアップしましょう。
検索方法によって表示されない広告も存在するため、下記の方法も試してください。

  • シークレットモードで検索する
  • デバイスを変えて(スマホ、PCなど)検索してみる
  • 時間や曜日を変えて検索してみる
  • Google、Yahoo!と検索エンジンを変えて検索してみる

すでにGoogle広告を出稿している場合は「オークション分析」から競合している企業の一覧が見れるので確認してみましょう。

MEO対策における競合の特定方法

Google検索で自社の提供しているサービスを検索して、自社のGoogleビジネスプロフィールよりも上位にきている企業をリストアップします。

上記の画像は大阪市西区九条の近辺で「歯医者」と検索した場合に表示された結果です。
「スポンサー」と太字で書かれている企業は広告で表示されています。
企業名・店舗名の付近に何も表示されていない上位3社をMEO対策の競合になります。

SNSにおける競合企業の特定方法

SNSにおける競合企業の特定方法は各SNSの検索機能を使って自社の業界やターゲット層に関連するハッシュタグやキーワードで検索を行いフォロワー数の多い企業や投稿へのリアクションが多い企業をリストアップしましょう。
近年ではショート動画が伸びているので自社が導入している、していないに関わらずTikTok、Instagram、YouTubeを中心に企業をリストアップすることをお勧めします。

競合企業のホームページ分析

競合企業のホームページを分析する際には「デザインや構造の比較」「コンテンツの質と量の評価」の2つの軸で進めていきます。
注意点としては自分だけでやってしまうと考え方が偏ってしまい、ユーザー(お客さん)目線が考えられていない分析結果ができてしまいがちです。
自社がターゲットとしている、年齢や性別、職業などがある場合はターゲットの属性に近い人にも協力してもらって意見をもらうようにしましょう。

デザインや構造の比較

ページの構成: ヘッダー、フッター、ナビゲーションメニュー、サイドバーなど、ホームページの各要素の配置やデザインを比較します。
レイアウト: グリッドシステムやホワイトスペースの使用、フォントや色の選択など、ページ全体のデザイン要素を比較します。
ユーザーエクスペリエンス(UX): ナビゲーションのしやすさ、コンテンツのアクセシビリティ、リンクやボタンの使いやすさなど、ユーザーがウェブサイトを利用する際の体験を比較します。
レスポンシブデザイン: 競合企業のホームページがデバイスや画面サイズに応じて適切に表示されるかどうかを確認します。

コンテンツの質と量の評価

質の評価: 文章の分かりやすさ、情報の正確さや信頼性、画像や動画の品質などを評価します。
また、コンテンツがターゲットオーディエンスのニーズに適切に応えているかどうかも確認します。
量の評価: ホームページ上のコンテンツの数や更新頻度を比較します。
一貫性のあるコンテンツの配信がSEOにとって重要であるため、競合企業がどれくらいのペースでブログやニュースなど新しいコンテンツを公開しているかを把握します。
競合企業のデザインとコンテンツの分析結果をわかりやすく見直せるようにExcelやGoogleスプレッドシートにまとめておきましょう。
あとで自社のホームページの戦略を考えるときに必要です。

競合企業のSEO戦略の調査

競合企業のSEO戦略を調査する際には、以下の方法を用いて詳細な分析を行います。

キーワードランキングの比較

競合企業が狙っているキーワードや、自社と競合企業のキーワードランキングを比較して、どのキーワードで自社と競合が優位に立っているかを把握します。
検索エンジンを使用して主要なキーワードのみの比較をすることができますが、詳細な調査には有料のツールが必要になります。
おすすめのツール
AhrefsSEMrushなどのSEOツールを使用して、キーワードランキングを調べることができます。

外部リンクの分析

競合企業がリンクを獲得できているサイトを調査し、どのようなサイトからリンクを獲得しているか、またリンクの質や量を評価します。
この分析は有料のツールが必要になります。
おすすめのツール
AhrefsMozのLink Explorerなどのツールを使用して、バックリンクプロファイルを分析することができます。

ページ速度やモバイル対応の評価

競合企業のウェブサイトのページ速度やモバイル対応を評価し、ユーザーエクスペリエンスやSEOへの影響を分析します。
おすすめのツール
GoogleのPageSpeed Insightsを使用して、ページ速度やモバイル対応を評価することができます。

競合企業分析からの戦略立案

競合企業の特定、分析が終われば次に自社の行なっていく戦略を考えていくステップに入ります。

強み・弱みの洗い出し
ステップ1: 競合企業のウェブサイトやSEO戦略を分析し、自社と競合企業の強み・弱みをリストアップします。
ステップ2: 自社の強みを活かし、弱みを補う戦略を考えます。
例えば、競合企業が強いキーワードに対して、自社が弱い場合、そのキーワードに対応するコンテンツを重点的に追加していくなどの手法が考えられます。

差別化要素の強化
競合企業と比較して自社が優れている点や、独自のサービス・商品を強化し、顧客に対してアピールします。
例えば、独自の技術やサービスで競合と差別化できる場合、自社のサービスページにその点を強調できる構成に変更するなどの手法が考えられます。

目標設定とKPIの策定
競合企業分析をもとに、自社の目標を明確に設定し、それを達成するためのKPIを策定します。
具体例: 目標は「6ヶ月後に競合企業と同等の検索順位を獲得する」、KPIは「月間検索トラフィックの増加率」「獲得キーワード数の増加率」など、目標に対して具体的な数値を設定し、進捗を定期的にチェックします。

まとめ

大阪での競合企業の分析方法について解説をしてきましたが、本記事の分析方法は他の地方都市であっても活用することが可能です。
方向性が定まらないまま、WEB集客を始めると継続が難しく、スタッフに指示を出していても何のために継続をしているのかわからなくなって途中で勝手にやめてしまうといったケースを何十件も見てきました。
とりあえず始めてから修正していく形で進めても良いのですが、自社の性格上うまくいきそうにないと感じる場合は、競合を分析して具体的な数字目標を立ててからホームページやSNSを活用した集客を開始することをおすすめします。
大阪でのローカルビジネスでのSEO対策を知りたい方は「大阪でローカルSEO対策を行なう方法」の記事もご覧ください。

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