Column コラム

UU数(ユニークユーザー)とは?

2025.03.31

UU数(ユニークユーザー)とは一定の期間内にサイトを訪れた人数を示す指標になります。
SEOや広告の効果測定やウェブサイトの集客力を把握するためによく使用されます。

本記事では、UU数の基本定義から計測方法、他の指標との違い、さらにGoogleアナリティクス(GA4)での確認方法やUU数を増やすための施策まで、幅広い内容を網羅的に解説します。
UU数の正確な理解と活用方法を学び、サイト改善やマーケティング戦略の強化に役立てていただければと思います。

シロ

よく見る指標だけどちゃんと理解できていないかも・・・

ソラ

似た指標があってごちゃごちゃになりやすいからな・・・
今日はしっかりUUを理解していこう

UU(ユニークユーザー)とは

UU数(ユニークユーザー数)とは、特定の期間内にウェブサイトを訪問した「固有のユーザー」の数を示す指標です。
たとえば、同じユーザーが2回サイトを訪問した場合でも、重複を排除して1としてカウントされます。

UU数を基にすることで、広告施策やコンテンツ改善がどれだけ新規ユーザーの獲得に貢献しているか、またはリピーターがどれだけいるかを評価することが可能です。

シロ

UUが1だと1人、UUが2だと2人がサイトに来てくれたと考えたらいいんだね

ソラ

そうだな、人数のことだと覚えておくと理解しやすいぞ

UU(ユニークユーザー)の計測方法とその仕組み

UUの計測には主に以下の3つの手法が使われます。

  • Cookieを利用した計測
  • IPアドレスを利用した計測
  • ホスト名を利用した計測

アクセス解析に使用するツールによってどの計測方法が使われているかは異なりますが、どのような仕組みで計測することができるのかは理解しておきましょう。

Cookieを利用した計測

Cookieは、ユーザーがウェブサイトを訪問した際にブラウザに一時的な識別情報を保存する仕組みです。
同じブラウザで再訪問した場合、このCookieにより同一ユーザーと判定され、UU数は1としてカウントされます。
ただし、異なるブラウザやデバイスでアクセスされた場合は別のユーザーとしてカウントされてしまいます。

シロ

スマホで1回、パソコンで1回アクセスしてきた人は2人としてカウントされてしまうよ。

IPアドレスやホスト名による計測

IPアドレスやホスト名を利用する方法では、各アクセス元の情報をもとにユーザーを識別します。
基本的には、同一のIPアドレスやホスト名からのアクセスは同一ユーザーとしてカウントされますが、共有環境やモバイル端末など、複数ユーザーで同じIPを使うケースでは誤差が生じる可能性があります。

シロ

例えば「会社や学校のPC」、複数の端末に同じIPアドレスが割り当てられていることがあるんだ。その場合、複数の人が使っていても、1人とカウントされてしまうことがあるよ。

UUと他の指標の違い

UU数はサイト訪問者の「固有の数」を示す一方、Webサイトの評価には他にもセッションやPV(ページビュー)といった指標があります。
それぞれの違いを理解することで、より詳細なユーザー行動の把握が可能となります。

PV(ページビュー)とUUの違い

PV数は、サイト内で閲覧されたページの総数を示します。同じユーザーが複数ページを閲覧した場合、PV数はその回数分カウントされます。つまり、UU数が1であっても、PV数はユーザーの閲覧行動の多さを反映し、多くなる傾向があります。

セッションとUUの違い

セッションは、ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動を1回とカウントします。
例えば、1人のユーザーが1日に複数回訪問すると、その回数分セッション数は増えますが、UU数は重複してカウントされません。

Googleアナリティクス(GA4)でのUU数の確認方法

GA4でのUUの表記

最新のGoogleアナリティクス4(GA4)では、UU数は

  • 総ユーザー数
  • アクティブユーザー数
  • 新規ユーザー数

として表示されます。
総ユーザー数はUUの総数を表します。
アクティブユーザー数はエンゲージメントセッションが発生したユーザーの総数を表します。
新規ユーザー数は初めてウェブサイトに訪れたユーザー数を表します。
それではGA4での具体的な確認手順を解説していきましょう。

シロ

GA4だとUUが3種類もあって難しいね

ソラ

総ユーザー数はUU数の合計
アクティブユーザー数は興味を持ってページを見た人数
新規ユーザー数は初めてサイトに来た人数
と覚えておくとわかりやすいと思うぞ

サイト全体や流入経路ごとのUU数の確認

GA4の「レポート」>「ライフサイクル」>「集客」>「ユーザー獲得」から、サイト全体のUU数や各流入経路別のUU数を確認できます。


これにより、どのチャネルが効果的にユーザーを集めているかが把握できます。

ページごとのUU数の確認

「レポート」>「ライフサイクル」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を開きます。

デフォルトの設定だとページごとのアクティブユーザー数のみが表示されます。
総ユーザー数を表示させるためには右上の「レポートをカスタマイズ」から

「指標」を選択し1番下に「総ユーザー数」と入力すれば選択肢が表示されるので選択し、保存します。
指標はクリックしながら動かすことで順番を入れ替えることができます。
ご自身が見やすい順番にカスタマイズすることをお勧めします。

シロ

操作が多くてすごい難しい・・・

ソラ

使いながら慣れていくしかないな・・・ 「ルッカースタジオ」というツールを使えば、必要なデータだけをまとめたレポートも作成可能だ。
興味があったら、気軽に問い合わせフォームから相談してくれ

UU数が示すWebサイトパフォーマンスの見方

UU数は、サイトの集客力を示すだけでなくサイト内での回遊率やユーザー1人あたりのCV率を算出するのにも使われます。
具体的にどうやって活用することができるのかを解説していきましょう。

サイト全体の集客力を測定

UU数が増えるということは、ウェブサイトが新規ユーザーの獲得できるようになったことを表します。
広告やSEO、SNSなどで施策を行った前後の数値を比較することで、施策の効果測定を行うことができます。

サイト内の回遊率・再訪率を測定

サイト内の総PV数をUU数で割ることで、ユーザー1人あたりの平均閲覧ページ数が算出できます。

この数値が低い場合はサイトに訪れたユーザーがすぐ流出している、再訪していないことを表します。
この数値が高い場合は1人のユーザーが様々なページを見てくれていることを表します。

ユーザー1人あたりの閲覧ページが多いということは、多くのケースで「興味を持ってもらえている」と言い換えることができます。 興味を持ってもらうことは、ブランドを認知してもらうために、とても重要です。 回遊率や再訪率が低い場合は、導線の見直しや、キーワードの変更を検討してはいかがでしょうか。

ユーザーあたりのコンバージョン率を測定

UU数を基に、1ユーザーあたりのコンバージョン(CV)率を算出することで、サイトの訴求力や販売戦略の効果を測定できます。

CV数が低い場合は (もしくは「UU数に対してCV数が低い場合は」)、サイト内の情報提供や訴求方法に改善の余地があると考えられます。
またユーザーあたりのコンバージョン率がわかれば、広告やSEOなどの施策で何人ユーザーを集めれば目標とする売上に到達できるのか、広告予算はいくら用意する必要があるのかを算出することも可能です。


シロ

UUが1000人でCVが10件だとCVRは1%になるから、100人ユーザーを集めれば1人はCVしてくれることがわかるね

ソラ

100人集めるのに広告費がいくら必要なのかわかれば売上目標に対して必要な予算を簡単に計算することができるようになるんだ

まとめ

UU数は、Webサイトの実際の訪問者数を正確に把握し、マーケティング施策の成果を評価する上で欠かせない指標です。
SEOやWeb広告など施策を行うことで必ず変化が起こる指標なので、ぜひ概要を理解してご自身のウェブサイトの成長に活用してください。

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